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肘部管症候群

肘部管症候群とは

肘の内側の肘部管と呼ばれるところには、尺骨神経という神経が通っています。この神経が様々な原因により圧迫されると、「薬指の小指側」と「小指」がしびれたり感覚が鈍くなります。さらに症状が進むと筋肉の機能が障害されて、小さなものがつかみにくくなったり、お箸が使いにくくなったりします。
これが肘部管症候群です。

しびれ・感覚障害の起こりうる範囲

診断

この疾患の診断は、肘の部分に弱い電気を流して伝わる速度を計る神経伝導検査によって行います。
伝わる速度が遅ければ、肘部管症候群と診断できます。

治療

筋力低下が進行してしまうと回復が困難になるので、なるべく早期に尺骨神経の圧迫を取り除く手術を行うことが望ましいといえます。
この神経の圧迫が取り除かれることで神経機能が自然に回復していきます。回復期間は、術前の神経の圧迫の程度ならびに期間により影響されるので手術を受けた患者さんの症状改善は同一ではありません。手根管症候群とちがって、"神経の障害部位"と"筋肉の運動点"が50㎝程度、と離れていること、また神経の障害されている距離も長いため、回復には時間がかかります。 術後5年程度が最終改善時点です。
したがって、診断が確定した場合には早期の手術をお勧めします。
当院では、院長の考案したUSE systemキットと内視鏡を用い、低侵襲手術手技にて手術を行っています。